サイアーラインに記載される馬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/20 04:53 UTC 版)
「サイアーライン」の記事における「サイアーラインに記載される馬」の解説
競走馬の繁殖は人間によって厳密に管理されるため、生誕した馬の父馬は明確に判明しているので、すべての競走馬はサイアーラインの図のなかに記載することができる。しかし、生誕した全ての競走馬を記載すると、サイアーラインがあまりにも膨大な量となるため、書籍やネットなどで一般的に作成されているサイアーラインでは、記載する馬の範囲をある程度限定してサイアーラインの図を作成している。よってどの馬をサイアーラインに記載するかというのは、作成者の考え方次第のところがあって一般論として厳密には説明しがたい部分があるが、概ね次の2つの考え方でサイアーラインに記載される馬が絞り込まれているといえるであろう。 1.種牡馬実績 サイアーラインというのはある馬の父、その父、さらにその父と父系をたどっていく図であるから、種牡馬として子孫を残せなかった馬は記載する必要は無い、という考え方で、種牡馬実績のある馬のみをサイアーラインに記載する。従ってこの考え方では、どれほど競走馬として活躍し非常に著名な馬であろうが、牝馬、セン馬、また種牡馬になれなかった牡馬は、サイアーラインに記載されることはない。 2.競走実績なども加味 牝馬、セン馬、また種牡馬になれなかった牡馬などは、その馬自身は父親として子孫を残せなかったとしても、その馬にも父馬がいるわけだからサイアーラインに記述するべきだという考え方で、種牡馬として子孫を残したか否かを問わず競走実績なども加味して比較的著名だと思われる馬をサイアーラインに記述する。ただし、牝馬やセン馬についてはそれが明示されるのが通常である。 ウィキペディアでは、上記のテンプレート表にある各系統のサイアーラインについては、種牡馬として子孫を多く残した馬だけでなく、競走実績などの要素も加味して、比較的著名と思われる競走馬は種牡馬実績があるか否かに関わらず記載している。全ての種牡馬を記載することはページ容量などの観点から有益ではないため、種牡馬であったがそれほどの繁殖実績があげられなかった種牡馬は記載していない。
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