コンプトン
ガンマ線を観測する、巨大な宇宙天文台
1991年4月、NASAのガンマ線観測衛星「コンプトン」(CGRO)が、スペースシャトル「アトランティス」号(STS-37)によって打ち上げられました。重さ約16tという「コンプトン」衛星は、ガンマ線を観測する巨大な宇宙天文台とも言え、これまでのガンマ線観測衛星より精度の高い観測が可能となっています。「コンプトン」衛星は取り付けられた観測装置によって、ガンマ線の分布図などを作成します。
ハッブル宇宙望遠鏡とともに「ガンマ線バースト」を発見
「コンプトン」衛星は、NASAのグレートオブザバトリー計画の2番目の衛星で、97年2月にはグレートオブザバトリー計画の最初の衛星「ハッブル宇宙望遠鏡」とともに、ガンマ線の量が急激に増加する「ガンマ線バースト」が、はるか遠方の銀河にあることを発見しています。
この衛星の名前は、米国の物理学者で「コンプトン効果」等を発見したアーサー・H・コンプトン(Arthur Holly Compton)博士(1962-1992)の偉業に敬意を表して名付けられました。
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