コンピュータチェス、コンピュータ将棋などが持つ定跡データ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 23:53 UTC 版)
「定石」の記事における「コンピュータチェス、コンピュータ将棋などが持つ定跡データ」の解説
コンピュータチェス、コンピュータ将棋などのアプリケーションソフトウェアは、定跡をデータベースとしてもっていて、序盤では定跡どおりに指していく。その目的は2つある。 序盤での消費時間を少なくする。 序盤でのミスを回避する。 データベースに記憶されている定跡(の長さ)には限りがある。中盤に入って定跡の末端まで到達してしまうと、それ以降はプログラムの計算による指し手になり、コンピュータのプログラム本来の強弱が発揮される。 上記の状況は、コンピュータ囲碁、コンピュータオセロなどでも同様である。 ただしチェスにおいては前述のとおり終盤についても定跡があり、特に駒数の少ない局面についてはほぼ網羅的に研究しつくしたデータベース(「テーブルベース」と呼ばれる)が構築されている。コンピュータチェスでもこの終盤データベースを利用することでわずかな消費時間で完璧なプレイを行なえるものが多い。
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