コンサート音響システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 10:22 UTC 版)
「グレイトフル・デッド」の記事における「コンサート音響システム」の解説
ウォール・オブ・サウンドは、大型の音響システムでグレイトフル・デッドのために特別に設計された。デッドは彼らが演奏を行ったコンサート会場の音響システムに満足することが無かった。モントレー・ポップ・フェスティバルの後、バンドのクルーは他の演者の音響機材を「借りて」、サンフランシスコでのいくつかの無料コンサートを主催する際に使用した。活動初期には音響技師のオウズリー「ベアー」スタンリーが彼らのためのPAおよびモニターシステムを設計した。ベアーはデッドのレコーディング・エンジニアを長年に亘って務め、彼はまた、最大のLSD供給者でもあった。スタンリーの音響システムは繊細で、気難しく、技術的な故障でしばしばライヴを停止に至らせた。スタンリーが1970年にLSD製造の罪で刑務所に収監された後、バンドは短期間会場のPAを使用したが、それらはスタンリーが作ったシステムよりも更に信頼できない物であることを理解した。1971年にバンドは初めてソリッドステート音響システムをアレンビック・インク・スタジオから購入した。このため、アレンビックはウォール・オブ・サウンドの研究、発展と生産で重要な役割を演じることとなる。バンドはその年、ダン・ヒーリーを迎え入れた。ヒーリーは1993年までグレイトフル・デッドのライヴでのサウンドミックスを担当した。
※この「コンサート音響システム」の解説は、「グレイトフル・デッド」の解説の一部です。
「コンサート音響システム」を含む「グレイトフル・デッド」の記事については、「グレイトフル・デッド」の概要を参照ください。
- コンサート音響システムのページへのリンク