コリドラス・アエネウス

熱帯魚写真館

コリドラス・アエネウス

通称：コリドラス・アエネウス、赤コリ

学名：Corydoras aeneus (Gill, 1858)

分布：アンデス東部、ラプラタ川流域のコロンビア、トリニダード

サイズ：約７．５ｃｍ

水温：２５～２８度（２３～３２度）

ｐＨ：６．０～８．０（４．０～８．０）

水温、ｐＨは最適な値と共に、（）の中にある値は飼育可能な適応範囲を表しています。
熱帯魚は生き物ですので、数値はあくまで参考程度としてお考えください。

特徴

古くから熱帯魚として親しまれているコリドラスの一種です。 まだあまりコリドラスの種類が紹介されていない時代、本種とそのアルビノ個体、コリドラス・パレアトゥスの ３種類を赤コリ、白コリ、花コリと呼んでいました。 今でもアエネウスの事を赤コリ、アルビノのアエネウスを白コリと呼ぶ事は多いと言えます。

飼育について

日本に輸入される本種の大半は東南アジアなどで養殖されたものです。養殖個体は丈夫で水質・水温共に 適応範囲は広く、飼いやすいコリドラスの入門種と言えるでしょう。 水槽のお掃除屋さんとして飼育されることも多いコリドラスですが、餌が不足していると、なかなか育たないため 餌が充分に食べられない場合は専用の人工飼料を与えるのも良いでしょう。

繁殖も容易な種類で５～６尾も飼育していると、メスがオスよりも一回り大きく育ち、卵でお腹が大きく なる為、成熟すれば雌雄の判別も容易に行えます。 産卵は他のコリドラスと同様、水槽面や水草、流木などに粘着性のある卵を産み付けます。 コリドラスの仲間では最も繁殖が容易なコリドラスの為、コリドラスの繁殖では入門用として最適です。