コウモリ穴とは? わかりやすく解説

コウモリ穴

作者森本靖

収載図書竜門向こう
出版社東京図書出版会
刊行年月2006.12


コウモリ穴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 16:23 UTC 版)

西湖蝙蝠穴およびコウモリ」の記事における「コウモリ穴」の解説

西湖コウモリ穴は、富士五湖のひとつ西湖西岸から約640メートル西側標高925メートル位置している。この付近富士山北西麓に広がる青木ヶ原樹海北東にあたり富士箱根伊豆国立公園特別地域指定され鬱蒼うっそう)とした深い原生林中にある。 西湖コウモリ穴総延長は386.5メートルであるが、これは富士山麓多数ある溶岩洞穴の中でも規模大きく洞穴内部複数の支洞が迷路状に発達した立体的な構造をしている。この洞穴を含む青木ヶ原樹海一帯は、864年貞観6年)から866年貞観8年)にかけて発生した貞観大噴火呼ばれる大規模な火山活動によって流出した大量溶岩流によって形成されたものである。この噴火活動は、かつて富士山北麓存在した広大な湖である剗の海せのうみ)の大半埋没させたが、流れ込んだ熔岩流によって分断された形で残った湖が、現在の富士五湖のうちの2つ西湖精進湖である。 青木ヶ原樹海一帯多数存在する溶岩洞穴のほとんどが、この貞観大噴火によって作られたものであるが、西湖コウモリ穴熔岩流が湖を埋めた末端近くの場所であるため、大量熔岩流が湖に流れ込んだ際、沸騰した湖水からガス化した水分補給を受けることにより、複数空洞上下方向連結したことによって、立体的かつ迷路状の複雑な構造になった考えられている。 西湖コウモリ穴周辺植生は、ツガウラジロモミゴヨウマツ等の針葉樹主体として、ミズナラコナラカエデ等の広葉樹密生し、昼でも暗い作っている。このため太陽光樹下入らず草木類はほとんど生育せず地表一面コケ類覆われている。入洞受付から洞穴口までの数百メートルトレイル整備されており、これら青木ヶ原樹海特有の植生間近に観察することができる。トレイル終点にある凹地西湖コウモリ穴洞口がある。

※この「コウモリ穴」の解説は、「西湖蝙蝠穴およびコウモリ」の解説の一部です。
「コウモリ穴」を含む「西湖蝙蝠穴およびコウモリ」の記事については、「西湖蝙蝠穴およびコウモリ」の概要を参照ください。

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