ケータイライク
ケータイライクとは、主にスマートフォンを形容する語で、ユーザーインターフェースや操作感が従来のケータイ(フィーチャーフォン)に似通っている様子である。
ケータイライクなUIの実現方法の例として、テンキーを使用した操作を可能にする方式がある。ソフトウェアキーボードでテンキーを再現し、タッチパネル上でテンキー操作を可能にすることで、ガラケーと同様の文字入力が行える。パナソニックの「ELUGA P」などがこうした機能を搭載している。
端末にデフォルトで搭載されている機能だけでなく、モバイルアプリなどを駆使して実現されたフィーチャーフォン的な操作をケータイライクと形容する場合も少なくない。
ケータイライクなスマートフォンの多くは、操作が複雑そうだといった懸念から乗り換えを敬遠しているユーザーに対してフィーチャーフォンからスマートフォンへの乗り換えを促す役割が期待されている。2013年現在、スマートフォンに乗り換えたはいいが使いこなせずに困窮している「スマホ難民」が増えつつあるとも言われており、ケータイライクなスマートフォンの発売数も増えつつある。
必ずしもガラケーからスマホへの乗り換えを意識した端末ばかりでなく、形状などからケータイライクと形容される端末もある。サムスン電子が2013年8月に中国で発売したSCH-W789などはクラムシェル型(折りたたみ式)で内側にテンキーを搭載するという、典型的なフィーチャーフォンの形状が採用されており、ケータイライクなスマートフォンと表現し得る。
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