ケンタウルス座α星Bbから見た空
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 18:03 UTC 版)
「ケンタウルス座アルファ星Bb」の記事における「ケンタウルス座α星Bbから見た空」の解説
ケンタウルス座α星Bbから見れば、主星であるケンタウルス座α星Bは、地球から見た太陽の22倍大きく、312.5倍も明るい-33.1等級である。Bbはおそらく自転と公転が同期しているため、Bは空の1点に固定されて動かない。 ケンタウルス座α星Bは、ケンタウルス座α星Aとの共通重心の周りを互いに公転しており、ほぼ80年かけて公転している。軌道長半径は26億3000万km (17.57AU) と、太陽系で言えば天王星よりやや近い軌道であるが、離心率が0.5179と極端な楕円軌道であり、最小で12億7000万km (8.47AU) まで接近する。このためBbから見るAは、80年周期で明るさが-22.6等から-20.1等の範囲で変化する。AはBbの空をBと異なり日周運動するため、昼半球の低緯度であれば(必要な緯度はAの位置やBbの自転軸により異なるが、Bbの自転軸が不明なため具体的な数値は不明)、AとBが同時に地平線上に見える時間帯がある。 同じ星系に属するプロキシマ・ケンタウリは、たかだか4.4等級の暗い恒星でしかなく、ケンタウルス座α星Bbから見た太陽の0.4等級よりすら暗い。
※この「ケンタウルス座α星Bbから見た空」の解説は、「ケンタウルス座アルファ星Bb」の解説の一部です。
「ケンタウルス座α星Bbから見た空」を含む「ケンタウルス座アルファ星Bb」の記事については、「ケンタウルス座アルファ星Bb」の概要を参照ください。
- ケンタウルス座α星Bbから見た空のページへのリンク