ケルンの詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 17:48 UTC 版)
ケルンは、福島が消息を絶った、基地から約100メートル離れた地点に建っている。外側には、福島と同じ研究室の先輩研究者により、理研からの追悼銘板が2枚取り付けられている。1枚には茅誠司(日本学術会議会長、東京大学総長)の揮毫による「福島紳君この地に逝く」という銘文が刻み込まれ、もう1枚には立見辰雄(第4次観測隊長)の弔文を長谷川万吉(福島の京都大学大学院での指導教員)が筆書したものが刻み込まれている。高さは2.5メートルである。中には福島が愛用していたパイプと本人の遺骨が入っている。 日本の南極観測隊越冬隊は毎年、前の期の越冬隊と同期の夏隊が日本へ向けて出発した後に、越冬成立式を行う。式後は引き続いてケルンにて福島ケルン慰霊祭を行い、冥福を祈るとともに安全を祈願する。
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