クロスステッチとは? わかりやすく解説

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クロス‐ステッチ【cross-stitch】

読み方:くろすすてっち

刺繍(ししゅう)で、X形に糸を交差させて刺し模様作る技法十字縫い


クロスステッチ


クロスステッチ

縦横布目が同じで数えられる布を使用しステッチは糸を交差させて×の形に刺したものです。


クロスステッチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 12:21 UTC 版)

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クロスステッチとは手芸の種類のひとつ、または刺繡ステッチのひとつ。

概要

基本的なクロスステッチ

クロスステッチの名称通り、×印の縫い取りを布に並べることにより図案を表現する刺繡である。 フランス刺繡[1][2] などのように様々なステッチを使うことが無く、図案がマス目状に表現されるため図案通りの形に刺すことが比較的簡単に出来る。 そのため初心者や子供にも取っ付きやすく、刺繡キットではクロスステッチが一番数多く販売されている。

黒と赤色の綿のフロス(刺繍糸)、ハンガリー20世紀中期

用具

布地

基本的にどのような布地にも刺すことが出来るが一般的には、縦と横の織り目の間隔が同じになっている布地を使用する。 これらの布地はジャバクロス、アイーダ、刺繡用リネンなどと呼ばれている。

ジャバクロス・アイーダ
これらは、縦横の織り目の間を一定間隔で開けることにより点状の隙間が布地全体に格子状にあくように織った布地である。この点状の隙間に針を通す事により一定の大きさのステッチを刺すことが出来、また縦横が正しく直角な図案になる。また、織り目の間隔が同じであるので1つ1つのステッチが正方形となる。
刺繡用リネン
粗めに織ったリネン生地で、織り目の隙間が大きいため上述したジャバクロスと同じように使用することが出来る。
抜きキャンパス
上記以外の布にステッチをする場合、升目にゆるく織った布を使用しステッチする。
使い方はまず刺繡の図案より大きめに抜きキャンパスを切り、刺繡したい生地に針や糸などでとめつける。それから抜きキャンパスの織り目を頼りに刺繡を行い、刺繡が終了した時点で抜きキャンパスの縦糸、横糸を引き抜く。これにより刺繡のみが生地の上に残ることになる。

クロスステッチは、布の織り目の穴に針を通すため、先のとがった針を使用する必要が無い。そのため、クロスステッチ用の針は先端が丸くなっている。

現代のクロスステッチギャラリー

関連項目

脚注


ステッチ

(クロスステッチ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/11 19:56 UTC 版)

手縫い

ステッチあるいはスティッチ英語: stitch)とは、一般に服飾革製品刺繍レース編み物タペストリーなど、縫い針を使う縫製品において、運針によってできる縫い目や、縫い目のパターンを指す用語である。

服飾や革製品においては、表面に見える縫い目をステッチと呼び、通常は見えない中縫い(内縫い)の縫い目と呼び分ける。ステッチは、構造上または装飾のためにつけられるが、フォーマルな印象を損なわないよう避けられることもある。服飾においてステッチを作ることは、服の表面に縫い目を出さない縫い代割り等の処理に比べて、縫い目が多く、縫い目に強度を持たせることができる[1]

刺繍においては、視覚効果を持つ縫い筋をつけたり、面を埋めたりするときに使う縫い目のパターンのことをステッチと呼ぶ。

種類

非常に多岐にわたり、細かい技法などもあるが、大きく分けると次のようになる。(下記は手縫い、手刺繍の例)

  • ランニング・ステッチ:通常の刺し縫いであり、基本的な運針に当たる。
  • バック・ステッチ:返し縫いで、縫い目の進む方向と反対の方向に糸を縫う。
  • オーバーカスト:かがり縫いのことで、特定の糸を中心に巻くように縫って行く。
  • クロス・ステッチ:十字縫いとも言い、糸を交差させるように縫って行く。非常にヴァリエーションが多い。
  • チェイン・ステッチ:縫い糸が鎖の形を作るように運針するステッチ。
  • ブランケット・ステッチ:縁取り縫いで、布の端やボタン穴などの縁を縫って整える。
  • ノット:結び目で、結び目を造るステッチ。

脚注

関連項目

外部リンク


「クロスステッチ」の例文・使い方・用例・文例

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