クランクとフロントスプロケット(通常の自転車ではチェーンリングに相当)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 01:26 UTC 版)
「BMX」の記事における「クランクとフロントスプロケット(通常の自転車ではチェーンリングに相当)」の解説
クランクはクロモリ鋼かアルミの3ピースが主流。以前は1ピースも多かったが現在はほとんど見られなくなった。クランクの軸(スピンドル)の太さは19 mmと22 mmの2規格に絞られており、このスピンドル径さえ同じならば他メーカーでも互換性がある場合が多い。レーサーではマウンテンバイクのクランクもよく流用される。クランク長はフラットランドでは135 - 165 mm程度から好みで選ばれる。その他のフリースタイルとレースでは170 - 180 mm程度が一般的である。 通常の自転車(MTBやロードバイク)ではクランクが一体になった「チェーンリング」という部品があるが、BMXではクランクとフロントスプロケットは完全に個別の部品になっている。PCDも統一されており、互換性が非常に高い。フロントスプロケットはBMXの顔ともいえる部分で、趣向を凝らした様々なデザインの製品がある。1990年代まではレース、ストリート共に歯数は40T前後と巨大で、鉄板そのもののきわめて重い物が使用されていた。2000年代に入ると車体の軽量化が進み、素材はアルミに、ストリートではスペース的利点からもより小径のスプロケットが好まれるようになる。フリースタイルでは9Tのリアコグドライバーが一般化し、フラットでは18 - 25T程度、その他フリースタイルでは23 - 28T程度のスプロケットを合わせることが多い。レースではペダリングのスムーズさを重視し大きなスプロケットが好まれている。
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