クラミジア症
【概要】 クラミジアによる病気。クラミジアは細菌より小さくウイルスより大きい中間的な微生物で生きた細胞の中に感染する。最近は動脈硬化巣から検出され、関連が疑われている。Cl. trachomatis(トラコマティス)と、Cl. pneumoniae(ニューモニエ)が主で様々な感染症を起こす。性感染症としては最も頻度が高く、カップルを治療することが必要。
【病型】(1)非淋菌性尿道炎(Cl. trachomatis D~K)。潜伏期間:10日以上。症状:男では外尿道口から排膿、排尿時不快感だが、女ではわずかの排膿、排尿時不快感程度である。(2)鼡径リンパ肉芽腫(クラミジア・トラコマティスL1~L2による)。(3)卵管炎から腹膜炎に及んだものでは卵管性不妊症の主たる原因となる。(4)結膜炎、(5)肺炎。
【診断】(1)直接証明:尿道擦過物、子宮膣分泌物(感染した細胞)のグラム染色、蛍光抗体法など。(2)分離培養法、(3)遺伝子診断法。
【治療】テトラサイクリン系抗生物質を7日間。
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