クラブラン酸カリウムとは? わかりやすく解説

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クラブラン酸カリウム

分子式C8H8KNO5
その他の名称クラブラン酸カリウム、Potassium clavulanate、BRL-14151K、(2R,3Z,5R)-3-(2-Hydroxyethylidene)-7-oxo-4-oxa-1-azabicyclo[3.2.0]heptane-2-carboxylic acid potassium salt
体系名:(2R,5R)-3-[(Z)-2-ヒドロキシエチリデン]-7-オキソ-4-オキサ-1-アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン-2-カルボン酸カリウム、(2R,3Z,5R)-3-(2-ヒドロキシエチリデン)-7-オキソ-4-オキサ-1-アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン-2-カルボン酸カリウム


クラブラン酸

(クラブラン酸カリウム から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/07 13:19 UTC 版)

クラブラン酸
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
胎児危険度分類
法的規制
薬物動態データ
生物学的利用能 よく吸収する
代謝 肝臓
半減期 1 時間
排泄 腎臓 (30–40%)
データベースID
CAS番号
58001-44-8
ATCコード J01
PubChem CID: 42617
DrugBank APRD00049
KEGG D07711
化学的データ
化学式
C8H9NO5
分子量 199.16 g/mol
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クラブラン酸 (Clavulanic acid) は、1974年に放線菌の代謝産物から発見された物質。最初に臨床使用されたβ-ラクタマーゼ阻害剤英語版である。

特性

構造はOxapenamに属し、基本骨格はペニシリンの4位硫黄原子が酸素原子に置き換わったものである。単独では抗菌力が弱いが、β-ラクタム系抗生物質を不活化する酵素であるβ-ラクタマーゼを不可逆的に阻害する作用があることから、β-ラクタム系抗生物質との合剤として臨床応用されている。βラクタマーゼ阻害作用はペニシリナーゼに対して強く、セファロスポリナーゼに対しては弱い。アモキシシリンアモキシシリン・クラブラン酸)、チカルシリンなどと組み合わされた薬剤が市販化されている。

市販品

  • オーグメンチン配合錠 125SS・250RS(グラクソ・スミスクライン)- クラブラン酸カリウム 62.5 mg(力価)+アモキシシリン水和物 125 mg(力価)/ 錠。経口投与。
  • クラバモックス小児用配合ドライシロップ(グラクソ・スミスクライン)- クラブラン酸カリウム 42.9 mg(力価)+アモキシシリン水和物 600 mg(力価)/ ドライシロップ 1.01 g。用事懸濁し経口投与。
  • Timentin(グラクソ・スミスクライン)- クラブラン酸カリウム 0.1 g(力価)+チカルシリン二ナトリウム 3.0g(力価)/ 3.1 g。用事溶解し静脈内投与。

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