クアバート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 07:55 UTC 版)
「ケーニヒシュタイン・イム・タウヌス」の記事における「クアバート」の解説
本市のクアバート(保養プール)は連邦道 B8号線で市街地から分離されている。このプールは青-オレンジの配色で彩色されており、周囲の風景の緑色との対比が鮮やかに目にとまり、ケーニヒシュタイン城およびアンドレア邸とともにケーニヒシュタイン中核市区の景観を決定づける3つの建物の1つとなっている。この建物は建設当時からほとんど手が加えられておらず、細部に至るまで1970年代のドイツの時代精神を示す真正な証拠となっている。クアバート建設時、1977年に、シュトゥットガルトの芸術家オットー・ヘルベルト・ハイェークによる青-オレンジの配色決定に対して反対の議論が巻き起こった。建築の形は、コンペティションによりシュトゥットガルトの建築事務所ルドルフ・ウント・インゲボルク・ガイアーの設計が採用された。この設計事務所は、たとえばバート・ベーヴェンゼンのプロジェクトなどプール建築に特化しており、しばしばハイェークと共同作業を行っている。 室内プールやサウナのほかに、建物内には一連の保養施設が設けられており、1989年には屋外プールが増設された。寝椅子のあるテラスや野外水槽からは、西と北に向かって街や川を見おろす眺望が開けている。プールの前はハイルクリマパルク・ホーホタウヌスの起点である。このプールはケーニヒスシュタイナー・クアGmbHの所有である。このクアプールは「中央ヨーロッパの最も優れたプール」の1つに選ばれ、2013年以降保護文化財に指定されている。2014年4月、フランクフルター・ルントシャウは、クアバートの改修が予定されていると報じた。しかしこれは実現せず、2017年に同様の計画が立案されている。
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