ギリシャ首相職
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 09:02 UTC 版)
「ヴァシリキ・タヌ=フリストフィリ」の記事における「ギリシャ首相職」の解説
2015年8月20日、当時首相であったアレクシス・ツィプラスが辞任し、9月20日に選挙が行われる前に選挙管理内閣の成立を求めた。憲法の規定では、ギリシャの大統領は次期の内閣を任命する前に野党に組閣の時間として数日与える必要がある。その後、選挙が行われるまでの暫定内閣を任命しなければならない。ギリシャ憲法37条は、ギリシャの3つの最高裁判所の長の一人が暫定首相を務めることを定めている。そのうちの二つが空席だったため、ヴァシリキ・タヌは首相に任命された。 8月27日、野党の組閣が失敗に終わったため大統領プロコピス・パヴロプロスは正式にヴァシリキ・タヌを首相に任命した。彼女の内閣は翌日に成立した。彼女はギリシャの第184代首相になり、またギリシャの首相に就任したはじめての女性であった。就任式でヴァシリキ・タヌは「選挙管理内閣の最も大事な責務は、選挙を公平かつスムーズに行うことである。」と言った。 ヴァシリキ・タヌが首相として対処した問題は選挙の他には2015年欧州難民危機がある。彼女はそれを「最近急激に拡大し、選挙管理内閣の任期と同時に発生した問題」として認識した。彼女は移民・内務・市民権担当のディミトリス・アヴラモプロス欧州委員と会見し、難民危機について議論した。 2015年9月ギリシャ議会総選挙の後、首相を退任した。
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