キ46-IV
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:37 UTC 版)
「一〇〇式司令部偵察機」の記事における「キ46-IV」の解説
1943年、三菱が開発したターボチャージャー(排気タービン過給器)を有するハ112-IIル二段二速エンジンを一〇〇式司偵にも搭載することとし、陸軍はキ46-IVとして開発を三菱に指示。同年12月、キ46-IV試作第1号機が完成。三型(キ46-III)をベースに大幅な改造がされることなく開発された本機は、1944年1月12日に各務原陸軍飛行場で初飛行に成功した。結果、最大速度 630km/h/10,000m を記録、三型(キ46-III)と比較して50km/h以上の高高度性能向上となった。 改修や審査を経て1945年(昭和20年)2月には実用化の目処がついたものの、その後はターボチャージャーの完全実用化に悩まされ量産前に終戦を迎え、試作に近い4機が生産されたにとどまる。
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