カンストと上限値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 06:58 UTC 版)
「カウンターストップ」の記事における「カンストと上限値」の解説
ゲーム機の処理能力が向上し、より大きい数値を扱えるようになるに従って、通常のプレイの範囲内ではユーザが(ゲームの難易度と直結しない得点などでは)カンストに出会うことはないように設計される傾向にある。カンストに出会うこと自体は、どちらかというとやり込みに近い概念でもある。よって、プレイを続行が不可能となったりセーブデータが壊れたりしない限りは、ビジネス用ソフトウェアと違ってバグ扱いされることは少なく、製作側からは仕様の一つであると説明されることが多い。 カンストは「理論値」(ゲームをチートなしでプレイしたときに獲得できる得点などの限界を理論的に推測した値)とは異なる概念である。例えば、『pop'n music』や『トップランディング』では得点に上限値があるがこれはカンストではなく、明確に「満点」が決められていて、それを音符数で分割したり、ミスごとに減点したりする方法で評価されており、「満点」=「理論値」となっているため、満点を超える点数は絶対に出ないが、この満点をカンストと呼ぶことはない。BEMANIシリーズなど満点を「理論値」として設定しているケースも多く、その場合は完璧なプレーにおいてスコアがその値になるように得点計算が行われる(得点計算において各ノートの得点を算出する際に発生した端数を最後のノートにおける得点に加算する、等)。 pop'n music - 10万点 beatmania IIDX - 20万点 Dance Dance Revolution、jubeat - 100万点 SOUND VOLTEX - 1000万点 ただしGITADORAでは各種ボーナスのない素のスコアにおける満点が100万点に設定されており、理論値(完璧にプレイした際の各種ボーナスも含めた上限値)=100万点ではない。その上GuitarFreaksの場合は遅延ワイリングによって理論値を突破するケースもある。 本来は(ループゲームで理論値が無限大でないかぎりは)理論値ではカンストすることがないように設計されるはずだが、見込み違いによりカンストしてしまうケースもある。
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