オープンソース化の延滞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/24 05:24 UTC 版)
「オープンソースソフトウェアのビジネスモデル」の記事における「オープンソース化の延滞」の解説
幾つかの企業は最新版のソフトウェアは購入した顧客にのみリリースする。クローズドソースの機能追加する場合は非コピーレフトのプロジェクトにフォークして、ソフトウェアを販売する。ある程度の期間が経過した後、アップストリーム(英語版)へパッチとしてクローズドソースだった機能を追加して、オープンソースソフトウェアとして公開する。このような手法はバージョンラギング(英: version lagging)、タイムディレイイング(英: time delaying)と呼ばれる。この手法は、コード監査(英語版)のためなどのソースコードを公開するライセンシーにとってはクローズドプラットフォーム(英語版)や計画的陳腐化の思慮が不要で、ソフトウェア開発者にとっては時間制限のある商業化が可能である。 MariaDB(英語版)は自社製品のMariaDB MaxScaleをオープンソース化の延滞に対応した3年後に自動的にGPLで再ライセンスされるビジネスソースライセンス(英: Business Source License、略称: BSL)でリリースした。
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