オーストラリア政府の投資
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 01:13 UTC 版)
「オーストラリアの鉄道」の記事における「オーストラリア政府の投資」の解説
1920年代以来、オーストラリア政府は道路の改良には本格的に財政支出を行っていたにもかかわらず、自ら所有する連邦鉄道 (en:Commonwealth Railways)(後に1997年に民営化されたオーストラリア国鉄委員会 (en:Australian National Railways Commission) になる)以外には鉄道に関する投資を定期的には行っていなかった。政府は、州が保有する鉄道は州の責任に任せるべきだと判断していた。 それにもかかわらず、オーストラリア政府は州政府に対して1920年代から1970年代まで、軌間の標準化プロジェクトに借款を供与していた。1970年代から1996年まで、オーストラリア政府は州政府の鉄道プロジェクトに助成金を支給し、特に1992年に発表されたキーティング政権のOne Nationプログラムは、1995年のアデレード - メルボルン線の標準軌化で有名である。2004年に開通した、アリススプリングス - ダーウィン間の鉄道についてもオーストラリア政府の支出が行われている。現在では、貨物鉄道輸送に対する本格的な投資がオーストラリア鉄道線路会社 (en:Australian Rail Track Corporation、ARTC) とオースリンク (en:AusLink) 陸上輸送投資プログラムを通じて行われている。
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