オーシャン_(戦列艦・1761年)とは? わかりやすく解説

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オーシャン (戦列艦・1761年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/06 23:48 UTC 版)

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オーシャン
艦歴
運用者 イギリス海軍 
建造 チャタム工廠
発注 1758年4月22日
進水 1761年4月21日
その後 1793年売却
性能諸元[1]
クラス サンドウィッチ級
90門2等戦列艦
トン数 1833894bm
全長 砲列甲板:176ft (53.6m)
全幅 49ft (14.9m)
深さ 船倉:24ft (7.3m)
推進 帆走(3本マストシップ
兵装 90門:
上砲列:12ポンド(5kg)砲30門
中砲列:18ポンド(8kg)砲30門
下砲列:32ポンド(15kg)砲28門
船首楼:9ポンド(4kg)砲2門

オーシャン (HMS Ocean) はイギリス海軍の90門2等戦列艦。1761年4月21日にチャタム工廠で進水した[1]

艦歴とエピソード

オーシャンは1761年4月にウィリアム・ラングドン艦長のもとで就役した。そして、当初エドワード・ホーク提督の指揮する艦隊に配備された。しかし、ホークに必要な戦力としては過大であると見なされたため、1763年3月にプリマス工廠へ戻り予備役とされた。オーシャンは1769年に小規模な修理を受けたものの、その後7年間港に留め置かれた。

オーシャンは1770年10月に、スペイン・フランスとのフォークランド諸島での危機に伴い、イギリス海軍を強化するためジェームズ・クランストンを艦長として再就役した[2]。結局この危機では戦闘は起こらず、オーシャンはプリマスに戻った。帰港後、オーシャンは港の警備艦に改装され、ジョセフ・ナイト艦長のもとで任務を行った。1772年に港湾司令官リチャード・スプライの旗艦となり、近海警備や翌1773年に行われた観艦式への参加を行った。ナイト艦長は1774年にこの船を退艦し、ジョン・レイノルドが短期間艦長として着任したが、すぐにジョン・ラフォレイ艦長と交代した。ジョン・ラフォレイ艦長は1776年3月にエドワード・レ・クラ艦長に代わったものの、同年12月に再び同艦に復帰した[2]

この船は、1793年に退役し、売却された[1]

脚注

  1. ^ a b c Lavery, Ships of the Line vol.1, p175.
  2. ^ a b Winfield 2007, p. 19

参考文献

  • Lavery, Brian (2003). The Ship of the Line – Volume 1: The development of the battlefleet 1650–1850. Conway Maritime Press. ISBN 0851772528. 
  • Winfield, Rif (2007). British Warships in the Age of Sail, 1714 to 1792. London: Seaforth Publishing. ISBN 9781844157006. 

関連項目


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