オランド政権時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 17:10 UTC 版)
「社会党 (フランス)」の記事における「オランド政権時代」の解説
2011年10月に党内の予備選挙によってフランソワ・オランドがオブリーらを破って2012年フランス大統領選挙の候補に選出された。そして、2012年フランス大統領選挙では5月6日に投開票が行われた第2回投票(決選投票)で、オランドが現職のサルコジを破って当選し、ミッテラン以来17年ぶりに社会党出身の大統領が誕生することとなった。 大統領選挙に引き続いて行われた議会総選挙では友党も含めて314議席を確保して国民議会の単独過半数を制した。これにより社会党を中心とする左派勢力は、上院・下院・県議会・地方議会・主要都市の市長のすべてにおいて多数派を形成することとなった。 2012年10月にオブリーに代わってアルレム・デジールが、2014年4月にアルレム・デジールに代わってジャン=クリストフ・カンバデリス(フランス語版)が新たな第一書記として選出された。 当初は所得の再分配による福祉拡張・金融規制などの左派政策を打ち出して選挙に勝利したオランド大統領であるが、実際には政権ではマニュエル・ヴァルス首相などの社会党右派が実権を握り、経済政策でグローバル企業への優遇策・労働規制緩和・緊縮財政等の新自由主義路線を推し進め、党内左派・労働者層の反発を招き、支持率を大きく低下させた。
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