面
面とは、能面のこと。
能と言えば、能面をつけて舞うもの、というイメージがあります。
面は、ごくまれにアイが着ける場合(『三番叟』という演目など)がありますが、基本的には、シテおよびツレ(シテのツレ)が着けることになっています。
面の種類は、250種にも及ぶと言われており、長い歴史の中で、様々なものが作られてきました。
面は、人間の顔よりも小さく、着けるとアゴなどが面からはみ出すようになっています。
これは、仮面をかぶって顔を隠すという考えではなく、生の顔の続きとして面を着けるという考えに根ざしているのだそうです。
決して、能楽師の顔が大きいというわけではないのだとか。
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