オトメアゼナとは? わかりやすく解説

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オトメアゼナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 15:26 UTC 版)

オトメアゼナ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: シソ目 Lamiales
: オオバコ科 Plantaginaceae
: オトメアゼナ属 Bacopa
: オトメアゼナ B. monnieri
学名
Bacopa monnieri
(L.) Pennell
シノニム
  • Bacopa monniera (L.) Pennell
  • Bramia monnieri (L.) Pennell
  • Gratiola monnieria L.
  • Herpestes monnieria (L.) Kunth
  • Herpestis fauriei H.Lev.
  • Herpestis monniera
  • Herpestris monnieria
  • Lysimachia monnieri L.
  • Moniera euneifolia
英名
Coastal Waterhyssop

オトメアゼナBacopa monnieri)はオオバコ科に分類される抽水-湿生植物の一種。

分布

世界中の熱帯亜熱帯地域に広く分布する[1]日本では沖縄県に定着している[1]。池沼や、流れの緩やかな水路、水田、湿原などの日当たりのよい環境で生息する。

特徴

多年生水草で、幅3-6mmの肉厚な卵形のをもち、長さ0.8-2cmで、対生する。の縁はギザギザ。花期は4-6月で、花弁は0.8-1cmで白色から淡紫色。浅く4-5裂する。1本の雌しべと長短2本ずつ計4本の雄しべが下部で花弁と合着する。花後、萼片に挟まれた長さ6-7mmの薄い果実ができる。果実の中には褐色の小さな種子が多数ある。[2]

外来種問題

世界各地で観賞用の水草に用いるために、輸入・販売等がされており、そうした飼育個体が野外に定着してしまっている[1]

雑草として水田水路に繁殖して、在来種の植物の生育を妨げる危険性がある[1]。したがって、日本では外来生物法によって要注意外来生物に指定されている[1]

参考文献

  1. ^ a b c d e 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著)『決定版 日本の外来生物』平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7  p.328
  2. ^ 角野康郎 ネイチャーガイド 日本の水草 文一総合出版 269頁

 

関連項目

  • バコシド A英語版 - 抽出物に含まれる成分

   




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