エースが高い役の起源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 05:33 UTC 版)
「エース (トランプ)」の記事における「エースが高い役の起源」の解説
15世紀後半の時点で、一部のゲームでは「エースが高い役」という民間伝統が存在した。例えばポーカーの前身となったブラグ等である。この昇格(エースが低い役から高い役に変身を遂げた事)が起こったのはフランスのデッキだけでなく、ドイツのデッキを使うゲームでも2のカードを最も高い役のカードとする事が発生した。フランスのデッキでエースを最も高い役のカードとして使用する事は、フランス革命の結果としてより広範囲に受容される所となった。エースを最も高い役とする例は、ハーツにもある。 エースの昇格は、貴族階級(特にルイ16世)の排除と平民の地位の向上を象徴した。この動きに加えて、特定の民主的な思想(自由、平等、友愛)を擬人化するために、伝統的な絵札の貴族階級の像から王冠が消去されていった。ナポレオン・ボナパルトのフランス第一帝政期になると、王権はふたたび評判が良くなったため、トランプにも王室の姿が復興されるようになった。 ナポレオンは歴史的に正しい王室を描写するよう画家に指示したが、この動きは不人気であることが分かり、程なく中世風の画像が復権した。
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