エンブレムの選定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:15 UTC 版)
2014年、佐野は亀倉雄策賞を受賞(審査員永井一正(選考委員長)他)。受賞の言葉として、「言いたい事は沢山あるが、それはデザインで還す。」と述べた。また、 亀倉雄策の仕事で一番好きなのは1964年の東京オリンピックのエンブレムであり、一生に一度で良いのでそのようなデザインをしてみたい旨を述べていた。2015年7月、自身の作品が応募104点の中から、審査委員会(審査委員長・永井一正のほか、高崎卓馬、浅葉克己、細谷巖、平野敬子、片山正通、真鍋大度、長嶋りかこの8名)によって、2020年夏季オリンピック東京大会・パラリンピック東京大会の公式エンブレムに選出された。どちらも正方形を9分割した幾何学的構成となっており、それぞれ「T」と「=」を表している。エンブレムは、単純な3つのパーツを組み合わせたもので(色違いを含めると4つ)、それらを組み合わせることで、A-Zまでのアルファベットや他の紋様を容易に作ることができるとして、その展開力が高く評価されての選考だった。デザインコンペは、応募資格を組織委の指定した過去の7つのデザインコンペのうち2つ以上の受賞者に限っており、仲間内のコンペだったのではないかとの指摘があった。
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