エントロプ教区教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 00:26 UTC 版)
「ハム (ヴェストファーレン)」の記事における「エントロプ教区教会」の解説
この福音主義の教区教会は、11世紀に現在のエントロプ都市管区にあたる教会区の中心に建設された。正方形の西塔は、この教会の最も古い部分である。この塔は11世紀または12世紀に建設された。これに対して東向きに、ほぼ同時代に建設された、細いロマネスク様式のホール式教会がつながっていた。このホール式教会は現存していないが、その屋根の痕跡のラインが塔の東壁に遺っている。この塔は、緩んだ壁が倒壊の危機にあったため、1960年代半ばに修復された。1870年代から教会塔はその頂上に珠、十字架、風見鶏を戴いている。また、1723年に時計職人ディートリヒ・シュマルト・ツー・ヘルツェブロックによって製作された錬鉄製の塔時計がある。この時計は数年前から、1時間ごとに鳴るようになった。塔には本堂がつながっている。本堂は、16世紀に造られた切妻屋根を戴いている。美術史上注目すべきなのが、簡素な教会堂内の壁絵である。この壁絵は1966年の修復作業によって発見された。壁絵は内陣室の壁に断片状に遺されており、使徒の群像が描かれている。エントロプの教会では、砂岩製の洗礼盤も特筆に値する。
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