エレクトロニカBK-0010
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/21 06:40 UTC 版)
「エレクトロニカBKシリーズ」の記事における「エレクトロニカBK-0010」の解説
Электроника БК-0010は、最初のモデル(1983年に最初に発表された。連続生産は1984年の中頃から)。このモデルは擬似メンブレンキーボード(キーキャップなしの機械式マイクロスイッチの配列の上に柔軟なオーバーレイを被せていた)、32KiB RAM、BIOS内蔵の8KiB ROM(K1801RE2-017チップ)、FOCAL(英語版)インタプリタを搭載した8KiB ROM (K1801RE2-018チップ)、デバッガを内蔵した8KiB ROM (K1801RE2-019)、そして空きのROMスロットを搭載していた。そして、CPUクロックは3MHzであった。テープレコーダーは、工場出荷時設定においてデータストレージとして使用された。 このモデルは使いにくいキーボードが批判された。本来はメカニカルなのにキーキャップがないので、押した時の反応に満足がいかないという事態を起こしてしまった。このようなキーボードは完全に密閉することが容易にできるが、家庭や教育で使用されたときに容認できるものではないように思われた。そのため、このバージョンは産業用コントローラとして広く使用されることになった。批判されたその他の点は、出荷時に提供される旧態依然としたFOCALプログラミング言語、そして周辺機器とソフトウェアが完全に欠落していることであった。説明書は全てのハードウェアについてよく書かれており、扱いも容易であった。その一方、プログラミングツールなしで出荷された。
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