エミー (曲)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/15 07:11 UTC 版)
「エミー」 | |||||||||||||
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ローラ・ニーロの楽曲 | |||||||||||||
収録アルバム | 『イーライと13番目の懺悔』 | ||||||||||||
リリース | 1968年3月13日[1] | ||||||||||||
録音 | ニューヨーク(1968年1月 - 2月) | ||||||||||||
ジャンル | ロック | ||||||||||||
時間 | 4分20秒 | ||||||||||||
レーベル | コロムビア・レコード | ||||||||||||
作詞者 | ローラ・ニーロ | ||||||||||||
作曲者 | ローラ・ニーロ | ||||||||||||
プロデュース | ローラ・ニーロ チャーリー・カレロ |
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「エミー」(Emmie)は、ローラ・ニーロが作詞作曲した楽曲。1968年3月13日発売のセカンド・アルバム『イーライと13番目の懺悔』に収録された[1]。2002年リマスター盤に本作品のデモ・バージョンが収録されている。
評価
ローラ・ニーロの伝記『Soul Picnic: The Music and Passion of Laura Nyro』(2002年)の著者であるミシェル・コートは、ニーロが亡くなった年の翌年、「Remembrance Laura Nyro (1947-1997)」と題する文章を雑誌に寄稿した。その中で次のように述べている。
これまでに最も愛されたニーロの作品の一つは女性についての曲だった。"エミー" に向けて彼女は歌った。「あなたは私の友/そして私が愛した人」。歌詞の受け取り方は人による。「エミー」はおそらくは単純に友情の讃歌であり、間接的な観察の結果を述べたにすぎない作品なのだろう。にもかかわらず、多くのうら若きレズビアン、ゲイの人々はこの曲をポップ・ミュージックにおける最初の同性愛の歌だと考えた。1997年10月27日、ニューヨークのビーコン・シアターでニーロのトリビュート・コンサートが行われた。コンサートでソングライター、音楽プロデューサーのデズモンド・チャイルドは「エミー」から同性愛的なエロチシズムを感じたことを述べ、それが自らの性的指向を自覚するのにどれだけ助けになったかを語った。また、サンドラ・バーンハードやトシ・レーガンを含む何人かの女性の出演者もこの曲から受けた影響を語った[2]。
ニーロは両性愛者であった。出産と離婚を経験したのち、1980年代の初めから画家のマリア・デシデリオと暮らし始め、デシデリオとのパートナーシップはニーロが死ぬまで続いた[3]。ニーロの意図するものではなかったにしろ、「エミー」を「レズビアン・アンセム」の一種と考える人は多い[4]。
ライブ・バージョン
アルバム名 | 録音時期と場所 | 発売日 |
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飛翔 | 1971年5月30日、ニューヨーク、フィルモア・イースト | 2004年 |
光の季節 | 1976年 | 1977年6月 |
Live at Carnegie Hall | 1976年3月31日、ニューヨーク、カーネギー・ホール[5] | 2012年 |
Laura: Live at the Bottom Line | 1988年夏、ニューヨーク、ボトムライン[6] | 1989年10月 |
ライヴ・フロム・マウンテン・ステージ | 1990年11月11日 | 2000年10月17日 |
ライヴ/ザ・ルームズ・ディザイア | 1993年12月24日、ニューヨーク、ボトムライン[7] | 2002年 |
カバー・バージョン
- ロイ・エアーズ - 1969年のアルバム『Daddy Bug』に収録。
- フランキー・ヴァリ - 1970年のアルバム『Half & Half』に収録。
- ロニー・ダイソン - 1970年のアルバム『(If You Let Me Make Love To You Then) Why Can't I Touch You?』に収録。
- マーク・ウィンクラー - 2013年のアルバム『The Laura Nyro Project』に収録。
脚注
- ^ a b Kort, Michele (April 3, 2002). Soul Picnic: The Music and Passion of Laura Nyro. New York City: Thomas Dunne Books. ISBN 978-0312209414
- ^ Kort, Michele (January 20, 1998). “Remembrance Laura Nyro (1947-1997)”. The Advocate: 80-81.
- ^ Sontag, Deborah (1997年10月26日). “POP/JAZZ; An Enigma Wrapped in Songs”. The New York Times 2017年9月26日閲覧。
- ^ Kort, Michele (April 30, 2002). “Laura's Legacy”. The Advocate: 58-59.
- ^ Laura Nyro - Live At Carnegie Hall (CD, Album) at Discogs
- ^ Laura Nyro - Laura Nyro Live At The Bottom Line (Vinyl, LP, Album) at Discogs
- ^ Laura Nyro - Live / The Loom's Desire (CD, Album) at Discogs
「エミー (曲)」の例文・使い方・用例・文例
- エミーはナプキンを半分に折りたたんだ。
- エミール・ゾラ風の
- フランシス(エミール・ハーシュ)とその親友ティム(キーラン・カルキン)は14歳。
- ロンドンからカンヌへ向かう途中,彼はパリの鉄道駅で,ロシア人映画監督エミール・ドヘスフスキー(カレル・ローデン)に出会う。
- エミールもまた,映画祭の審査員を務めるためにカンヌへ向う途中だ。
- その駅で,ビーンはエミールにビデオカメラで自分のことを撮影してほしいと頼む。
- その間に,ビーンとエミールの10歳の息子ステパン(マックス・ボルドリー)を乗せた列車が駅を出発し,エミールはプラットホームに置き去りにされる。
- 旅の途中,悟空は同じようにドラゴンボールを探しているブルマ(エミー・ロッサム)と出会う。
- 民族舞踊, フォークダンス(曲).
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