エピソードの概略
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/04 08:27 UTC 版)
所は涿県(たくけん)。 黄巾軍対策の義兵を募集している高札の前で劉備がため息をつくと、「大の男が世のために働かず、立て札の前でため息とは情けない」と声をかけてきたのが身長八尺(約184cm) 豹頭環眼 燕頷虎鬚 聲若巨雷 勢如奔馬という男、張飛であった。劉備が自分がため息をついたのは己れの無力に気付いたためだと言うと、張飛はそれなら自分と一緒に立ち上がろうと酒に誘う。訪れた酒場で彼らは、身長九尺(約208cm) 髭長二尺(約46cm) 面如重棗 唇若塗脂 丹鳳眼 臥蠶眉 相貌堂堂 威風凛凛という赤ら顔と見事な髯を持つ一人の偉丈夫、すなわち関羽と出会い意気投合する。 張飛の屋敷の裏の桃園で義兄弟の誓いを交わした三人は、彼らの呼びかけに応じた者達と酔いつぶれるまで酒に興じた。その翌日、人が集まったは良いが軍馬が無いことに気づくが、偶然近くを訪れた馬商人張世平と蘇双に馬や軍資金などを援助してもらう。そして劉備は雌雄一対(しゆういっつい)の剣、関羽は八十二斤(48kg)の冷艶鋸(れいえんきょ、(青龍偃月刀)、張飛は一丈八尺(約4.4m)の点鋼矛(てんこうぼう、(蛇矛)を鍛冶屋に造らせた後、彼らは集まった約500の手勢を率いて幽州太守劉焉のもとに馳せ参じた。
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