エタンジオールとは? わかりやすく解説

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エチレングリコール

(エタンジオール から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/11 05:51 UTC 版)

エチレングリコール
識別情報
3D model (JSmol)
略称 MEG
バイルシュタイン 505945
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.003.159
EC番号
  • 203-473-3
Gmelin参照 943
KEGG
MeSH Ethylene+glycol
PubChem CID
RTECS number
  • KW2975000
UNII
国連/北米番号 3082
CompTox Dashboard (EPA)
特性
化学式 C2H6O2
モル質量 62.07 g mol−1
外観 無色の液体
匂い 無臭[3]
密度 1.1132 g/cm3 (0.04022 lb/cu in)
融点

−12.9 °C, 260 K, 9 °F

沸点

197.3 °C, 470 K, 387 °F

への溶解度 混和
溶解度 アルコール、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサンに溶解する。ジクロロメタンと混和し、ジエチルエーテルとはわずかに混和する。トルエンやヘキサンとは混和しない。
log POW −1.69[4]
蒸気圧 7.99 Pa (20 °C)[3]
粘度 1.61×10−2 Pa·s[5]
熱化学
標準定圧モル比熱, Cpo 149.5 J/(mol·K)
標準モルエントロピー So 166.9 J/(mol·K)
標準生成熱 fH298)
−460 kJ/mol
危険性
労働安全衛生 (OHS/OSH):
主な危険性
有害、摂取すると有毒なシュウ酸を生成、引火性
GHS表示:
Warning
H302, H373
P260, P264, P270, P301+P312, P302, P314, P330, P501
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
Health 2: Intense or continued but not chronic exposure could cause temporary incapacitation or possible residual injury. E.g. chloroformFlammability 1: Must be pre-heated before ignition can occur. Flash point over 93 °C (200 °F). E.g. canola oilInstability 0: Normally stable, even under fire exposure conditions, and is not reactive with water. E.g. liquid nitrogenSpecial hazards (white): no code
2
1
0
引火点 111 °C (232 °F; 384 K) closed cup
410 °C (770 °F; 683 K)
爆発限界 3.2–15.2%[3]
NIOSH(米国の健康曝露限度):
PEL
無し[3]
REL
設定無し[3]
IDLH
無し[3]
安全データシート (SDS) External MSDS

External SDS 2

関連する物質
関連するジオール
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

エチレングリコール: ethylene glycolIUPAC名: ethane-1,2-diol)は、溶媒不凍液、合成原料などとして広く用いられる 2価アルコールの一種である。分子式 C2H6O2構造式 HO-CH2-CH2-OH分子量 62.07。IUPAC命名法では エタン-1,2-ジオール、あるいは 1,2-エタンジオール と表される。粘稠な無色・透明な液体で、甘味があるが高濃度で毒性がある。水などの極性溶媒に溶けやすい。その性質に加えて融点が −12.6 と比較的低いので水冷エンジンなどの不凍液として用いられている。引火点 111℃、発火点 398℃で、消防法上の第4類危険物(第3石油類)に指定されている。宇宙空間で発見されている[6]

合成

エチレングリコールは、エチレンオキシド(エポキシエタン、オキシラン)を酸触媒下で加水分解すると得られる。無触媒条件下でも、高温、高圧下でエチレンオキシドと水を反応させてエチレングリコールを得ることができる。

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