エクボサイシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/14 18:05 UTC 版)
エクボサイシン | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Asarum gelasinum (F.Maekawa) Hatusima |
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シノニム | |||||||||||||||||||||
Heterotropa gelasina F.Maekawa、 |
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和名 | |||||||||||||||||||||
エクボサイシン、エクボカンアオイ |
エクボサイシン(笑窪細辛、学名:Asarum gelasinum、シノニム:Heterotropa gelasina)とは、ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草。別名エクボカンアオイ。
概要
日本固有種で、琉球諸島の西表島のみに分布する。山地の林内に生育する。
多年草。葉は互生、卵心形で、長さ6~11cm前後、裏面は帯紫色。花期は1~4月。花のように見えるのは花弁ではなく3枚のがく片である。がく片の根元のがく筒は筒型で、長さ1cm程度、またがく筒の開口部が広い事が本種の特徴である。雄しべは6個、雌しべは3~4個。
園芸用の採取で、個体数を減らしている。
保護上の位置づけ
生育地である下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックに掲載されている。
- 沖縄県:準絶滅危惧
参考文献
- 島袋敬一編著 『琉球列島維管束植物集覧【改訂版】』 九州大学出版会、1997年、195-196頁、ISBN 4-87378-522-7。
- 新城和治・新島義龍 「エクボサイシン(エクボカンアオイ)」 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、沖縄県文化環境部自然保護課編 、2006年、81頁。
外部リンク
- 西表島植物図鑑 - エクボサイシンの写真
- エクボサイシンのページへのリンク