エクイティプレミアム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 18:00 UTC 版)
「レア・ディザスター」の記事における「エクイティプレミアム」の解説
エクイティプレミアムパズルの多くの部分がバローとRietzによって提案されたレア・ディザスターのシナリオにより説明可能である。もし人々がレア・ディザスター(大恐慌や第一次世界大戦、第二次世界大戦など)は起こり得るが、自身の生きている間には起こらないだろうと考えているとするならば、株式のリスクプレミアムは高くなりうるということが基本的な理論である。 バローとそれに続く経済学者たちは、この主張を裏付けるような歴史的証拠を提出してきた。バローは、19世紀中ごろから今日まで世界の経済において大きな規模のレア・ディザスターが十分な頻度で起こっているということを示した。 さらに、長期において多くの国でおよそ5.0%のリスクプレミアムであるということも示されている。しかしながら、特定の期間で見ると、リスクプレミアムは高かったり低かったりするだろう。例えば、大恐慌におけるデータセットが観測されたならば、そのエクイティプレミアムはおよそ0.4%となる。なぜならば、大恐慌はレア・ディザスターだったからである。
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