エクィテスの台頭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 04:31 UTC 版)
エクィテスは、ケンソルによって登録される、国から公有馬を支給される階級(equites equo publico)と、私的に馬を所有する人々(equites equo privato)とがあり、例えばカンパニアのエクィテスは、ハンニバル時代から完全なローマ市民権を所有していた。エクィテスは徴税や金融業に関わってきており、イタリック人の事業家は商売と交易に携わってきたが、エクィテスが審判人として社会的影響力を増すことによって、地方でのイタリック人の商売を侵食される可能性が出てきたのである。しかもこの審判人を巡る争いに、市民権がないために民会で投票できないイタリック人は全く介入できず、同じ理由で自分たちの商売に破壊的影響を及ぼすであろう立法を防ぐこともできなかった。
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