ナウル航空とは? わかりやすく解説

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ナウル航空

(エアナウル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/27 01:23 UTC 版)

ナウル航空
IATA
ON
ICAO
RON
コールサイン
AIR NAURU
設立 1970年2月14日
ハブ空港 ナウル国際空港
保有機材数 5機
就航地 9都市
本拠地 ナウル
代表者 Geoffrey Bowmaker
外部リンク https://www.nauruair.com/
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ナウル航空(Nauru Airlines)は、ナウル航空会社。1970年~2006年まではエア・ナウル(Air Nauru、ナウル航空とも)と、2006年~2014年7月31日はアワー航空(Our Airline)[1]と称していた。

概要

前身

旧ロゴ
現ロゴ
ボーイング727-77C

前身のエアナウルは1970年に設立され、ナウル島の中心地、ヤレン地区にあるナウル国際空港をベースに、ボーイング727ボーイング737-200、フォッカー F28などでオーストラリアニュージーランドなどの近隣諸国や日本鹿児島空港那覇空港)、グアムホノルルなどの太平洋地域を中心に就航していた。機体の整備等は外国に委託していた。

ボーイング737-400

しかし、ナウルの主要産業であったリンの採掘が枯渇したために、1990年代に国家財政が破綻した。その後も運航を続けていたが、2000年代に入り経営状況が逼迫し、2005年12月にオーストラリアメルボルンで債権者によってボーイング737-400を差し押さえられた。

社名変更

ボーイング737-300

しかしナウルが国交を結んでいる主要な援助国である中華民国の援助によりボーイング737-300型機を新たに購入。2006年9月より運航を再開し、同時に社名をアワー航空に変更した。

2014年8月1日には、社名が現在のナウル航空に再び変更された[1]。また、これ以降ボーイング737-300の追加導入を進めるとともに、貨物専用機も導入した。

現在

現在はオーストラリアのカンタス航空とのコードシェア運航や、キリバス航空からウェットリースの運航も委託するなどネットワークを拡大している。

就航先

ナウル航空 就航路線
空港
ナウル ナウル(ハブ空港)
パラオ パラオ
マーシャル諸島 マジュロ
ミクロネシア連邦 ポンペイ島
キリバス タラワ
オーストラリア ブリスベン
以前運航していたフォッカー F28

日本との歴史

エア·ナウル時代、1972年12月13日から、フォッカー F28ボーイング727-100ボーイング737-200で 鹿児島-那覇-グアム-ポンペイ-ナウル線を運行していた[2][3]。1988年をもって運休し、日本から撤退した。運休理由はパイロット不足によるもの。東京にあったエア·ナウル東京支店の家賃を滞納していたとも言われる。

運航機材

ボーイング737シリーズのみを運航している。また、全機が中古機。

ナウル航空 保有機材(2025年6月現在)
機種 保有数 用途 コンフィグ
ボーイング737-300 2 旅客 C18Y96、C10Y114
ボーイング737-300F 2 貨物
ボーイング737-700 1 旅客 C12Y144
ボーイング737-800 1 旅客 C10Y168
ボーイング737-800SF 1 貨物

脚注

  1. ^ a b Zabeena (2014年7月15日). “Nauru's airline rebrands as Nauru Airlines”. Fiji One News. 2016年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月6日閲覧。
  2. ^ 【国際線フライトと海外の旅の物語】 (第7回) 鹿児島から飛ぶ「エアーナウル」南太平洋の旅 - ”スローライフ滋賀””. goo blog. 2025年6月15日閲覧。
  3. ^ Instagram”. www.instagram.com. 2025年6月15日閲覧。

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