ウイルス価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 15:39 UTC 版)
ウイルスの力価(ウイルス価、viral titer) は、検体中(ウイルスが含まれる液体)中のウイルスが細胞に感染出来るような最低濃度(最高の希釈倍率)である。 例えば、以下のような手順で測定される。 希釈:検体の段階希釈系列を作る。 感染:希釈液それぞれを、対象となるウイルスに感受性(そのウイルスが感染することができる)を持つ細胞等に感染させる。 評価:希釈液それぞれが、感染しているかを確認する。 ウイルスの力価は、感染させる細胞等の種類や、評価方法に依存する。最近ではPCR法等によりウイルス濃度そのものにより近いものを測定できるが、力価には、感染させる細胞や評価方法との相性も影響するため、必ずしも他の定量法と同じとはならず、同じ力価であっても、方法によって大小が異なりえる。
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