イミテーションこけし
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1938年(昭和13年)有坂が代表者である日本郷土玩具協会「こけしの会」は、縮写こけしの頒布を企画(『こけし辞典』では「縮写こけし頒布会」)。多数のイミテーションこけしが作られた。「縮写こけし」は現品の大きさにかかわらず9cm(3寸)であった。 その頒布会の規約は『「こけしの代表作60本を選んで、それを一定の寸法に縮写し、鑑賞的であるばかりでなく、研究資料としても後世に伝えようとする企て」監修:有坂与太郎、解説深沢要、製作者:猪谷春峰、第1回頒布仙台・鉛・川湯・鳴子・一関、毎月5本頒布12ヶ月、毎月1円30銭外に送料15銭。頒布予定として50工人(高橋褜吉、川村清太郎、藤井梅吉、長谷川辰雄、大野栄治、小林辻右衛門、秋山忠、高橋忠蔵、宮本栄吉、鎌田文市、坂下権太郎、木村吉太郎、佐藤文六、佐藤喜一、新山栄五郎、菅原庄七、海谷吉右衛門、大沼岩蔵、佐藤善七、平賀謙蔵、阿部新次郎、小椋久四郎、間宮明太郎、高橋武蔵、斎藤太治郎、新山久治、高橋盛、男沢春江、荒井金七、村井福太郎、佐藤秀一、佐藤直助、佐々木与始郎、渡辺角治、小椋泰一郎、佐藤七之助、佐藤松之進、小林倉治、秋山慶一郎、柏倉勝郎、佐藤栄治、長谷川清一、磯谷直行、藤原政五郎、阿部治助、伊藤儀一郎、松田初見、斎藤源吉、煤孫茂吉、高橋兵次郎)をあげ他は選定中・・・。』となっていた。 制作販売は小島正(おじまただし)。木地は鳴子出身の大沼正雄、描彩は猪谷春峰であった。このイミテーションこけしは、2006年ごろ、ヤフオクに大量に出品されて問題となった。
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