イマーム・サッジャードの役割とその時代
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「十二イマーム派」の記事における「イマーム・サッジャードの役割とその時代」の解説
第4代イマーム・アリー・ザイヌルアービディーンことイマーム・サッジャードの時代は厳しい閉塞的状態、イスラーム世界の隅々にまで至る思想的・道徳的衰退の時代であった。このために、イマームは祈祷の用語を選んで使い、この形式で知識(マアーレフ)を教え、人々にイスラームの教えを広めた。後半生は追悼に明け暮れたため「祈りの人」という意味である「サッジャード」と称された。『サッジャードの祈祷集』は、信条やエルファーン、社会の様々な分野での知識を持つ54の祈祷を含み、シーア派の歴史上、信徒たちの訓育の役割を果たしている。これに加え、『十五祈祷』として有名なエルファーン的信条の内容を持つ15の祈祷がこのイマームに帰せられている。
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