イベリア (アルベニス)
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《イベリア、12の新しい印象(フランス語: <Iberia> 12 nouvelles « Impressions » en quatre cahiers)》は、イサーク・アルベニス最晩年のピアノ曲。1905年から1908年にかけて全12曲が作曲され、3曲1組で4巻に分けて出版された。アルベニスが病身をおして作曲に取り組んだ《イベリア》は、本質的には南スペインのアンダルシアの民俗音楽を喚起するものである。本作はアルベニスの最高傑作に数えられ、クロード・ドビュッシーやオリヴィエ・メシアンからも称賛の的とされた。またモーリス・ラヴェルは一時期この曲集を管弦楽用に編曲することを考えていたが、エンリケ・フェルナンデス・アルボスがその権利を獲得したため断念した[1]との逸話も伝えられている。
- ^ a b Clark, Walter Aaron (2002). Isaac Albeniz: Portrait of a Romantic. Oxford University Press. p. 252
- ^ Carlson, Lindsey (2010), From Albéniz to Arbós: the Orchestration of Iberia, University of Maryland, pp. 50-54
- ^ Wahl, Robert (2016), Fleeing Franco’s Spain: Carlos Surinach and Leonardo Balada in the United States (1950–75), University of California, Riverside, p. 33
- 1 イベリア (アルベニス)とは
- 2 イベリア (アルベニス)の概要
- 3 第1巻
- 4 第4巻
- 5 外部リンク
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