イヌザメとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 生物 > 魚類 > テンジクザメ目 > イヌザメの意味・解説 

イヌザメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/18 22:39 UTC 版)

イヌザメ
イヌザメ
Chiloscyllium punctatum
保全状況評価
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
亜綱 : 板鰓亜綱 Elasmobranchii
: テンジクザメ目 Orectolobiformes
: テンジクザメ科 Hemiscylliidae
: テンジクザメ属 Chiloscyllium
: イヌザメ C. punctatum
学名
Chiloscyllium punctatum
Müller & Henle, 1838
英名
Brownbanded bamboo shark
イヌザメの生息域

イヌザメ(犬鮫) Chiloscyllium punctatum (英: Brownbanded bamboo shark; Grey carpetshark)は、テンジクザメ目テンジクザメ科に属するサメ

分布

インド洋および太平洋西部の熱帯から温帯海域に分布する。潮間帯やタイドプール、サンゴ礁などでよく見られる[1]

形態・生態

イヌザメの幼魚

最大で全長144cm[2]に達する。幼魚には10本前後の黒色の横縞があるが、成長するにつれて退色し、成魚では灰褐色になる。

夜行性であり、底生性の甲殻類硬骨魚類を捕食する[1]

卵生[1]。雄が雌の胸鰭に噛みついて交尾を行う。雌は1度に2個のを産むが、繁殖シーズンの間は何度も続けて産卵を行うので、年間の産卵数は数十になる。卵には粘着性の糸が生えており、潮に流されないよう海藻などに絡みついて卵を固定する役割がある。孵化した幼魚は13-18 cm。

人との関わり

人には危害を加えない。きわめて穏和な性格であり、丈夫であることから水族館などでの展示に適している。東南アジアインドなど地域によっては食用とする。

参考文献

  1. ^ a b c 福井篤監修『講談社の動く図鑑move 魚』、講談社2012年、18頁
  2. ^ Peter R. Last and John D. Stevens (2009) Sharks and Rays of Australia (Second Edition), p.147, Harvard University Press, ISBN 978-0-674-03411-2

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「イヌザメ」の関連用語

イヌザメのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



イヌザメのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのイヌザメ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS