イトウの仲間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 09:37 UTC 版)
イトウ属はイトウただ一種によって構成されているが、ユーラシア大陸にはイトウに生態や形態が類似したHucho属が分布している。Hucho属には極東ロシア沿海州、中国東北部(旧・満州)、シベリア地方、モンゴルなどに生息するアムールイトウ(別名:タイメン)、中国の揚子江(長江)に生息するチョウコウイトウ(揚子江イトウ・長江イトウ。川陝哲罗鲑。Hucho bleekeri)、ヨーロッパ中央部のドナウ川(ダニューブ川)に生息するドナウイトウ(ダニューブイトウ。別名:フッヘン)、中朝国境地帯に生息するコウライイトウ、中国から流れ出るメコン川に生息するメコンイトウ(瀾滄猫魚虎嘉鮭。Hucho bleekeri。中国科学院西北高原生物研究所認定)などがいる。これらは北海道などに生息するイトウとは違い、一生を完全に河川や湖沼で過ごす純淡水型であり決して降海しない。 イトウ Parahucho perryi (Brevoort, 1856) (Japanese huchen) チョウコウイトウ Hucho bleekeri Sh. Kimura, 1934 ドナウイトウ Hucho hucho (Linnaeus, 1758) (Huchen) コウライイトウ Hucho ishikawae T. Mori, 1928 アムールイトウ Hucho taimen (Pallas, 1773) (Taimen)
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