イスラム系武装組織の活動
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「トンブクトゥ」の記事における「イスラム系武装組織の活動」の解説
2012年4月1日、トゥアレグ人によるアザワド解放民族運動(英語版)が市域を掌握したと発表した。4月6日にマリ反政府勢力アザワド解放民族運動(英語版)(MNLA)が一方的に独立宣言したアザワド(国際的に未承認)に含まれていたが、アザワドは同年6月中にイスラム武装勢力同士の対立で事実上崩壊した。 マリ北部を制圧したアル=カーイダ系の武装組織「イスラーム・マグリブ諸国のアル=カーイダ(AQIM)」が、トンブクトゥの聖墓を破壊したと2012年5月5日、明らかにした。こうした状況を踏まえ、2012年の第36回世界遺産委員会において、世界遺産「トンブクトゥ」はアスキアの墓とともに、危機にさらされている世界遺産(危機遺産)リストに登録された。 2012年6月30日に西アフリカ・マリの北部を支配しているイスラーム主義組織「アンサール・アッ=ディーン」が、世界遺産都市トンブクトゥでイスラーム指導者の聖廟を破壊した(詳細は#イスラム過激派による聖廟の破壊節を参照のこと)。 AQIMは、リビアのカダフィ大佐がトンブクトゥに所有していた住居を占拠。マリ北部における活動拠点の一つとしていたが、2013年1月20日、フランス空軍の空爆により破壊されたことから、1月24日までにトンブクトゥから撤退している。1月28日にはフランス軍とマリ軍が市内に進駐。翌日には、イスラム武装勢力を支持していた商店に対し、地域住民による襲撃、略奪が発生した。2月2日には、フランスのフランソワ・オランド大統領が市内を訪問し、市民から歓迎を受けている。
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