アーメン・フーガ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 17:10 UTC 版)
「レクイエム (モーツァルト)」の記事における「アーメン・フーガ」の解説
1962年、音楽学者ヴォルフガング・プラート(英語版)がベルリン州立図書館において、『魔笛』 K.620の序曲のスケッチ、第5曲「恐るべき御稜威の王(レックス・トレメンデ)」の一部などと共に、「アーメン」を歌詞とする4分の3拍子、16小節のフーガのスケッチ(通称「アーメン・フーガ」)が記された草稿(声楽部のみ)を発見している。1791年に書かれたと見られ、主題は「レクイエムの主題」の反行形である(A-B♭-A-G-F-E-D)。こうしたことから、一部の音楽学者は【入祭唱】をフーガである「キリエ」で締めくくるのと同様、【続唱】の最終曲「涙の日(ラクリモーサ)」の終結部に置き、区切りとする構想があったとする意見を唱えており、近年の補筆版にも度々補筆・導入されている。
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