アンリエット・ド・ヌヴェールとは? わかりやすく解説

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アンリエット・ド・ヌヴェール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 22:17 UTC 版)

アンリエット・ド・ヌヴェール
Henriette de Nevers
ヌヴェール女公
ヌヴェール公爵夫人アンリエット、フランソワ・クルーエ
在位 1564年 - 1565年

出生 (1542-10-31) 1542年10月31日
フランス王国、ラ・シャペル=ダンジヨン
死去 (1601-06-24) 1601年6月24日(58歳没)
フランス王国パリ、オテル・ド・ヌヴェール
配偶者 ルドヴィーコ・ゴンザーガ=ネヴェルス
子女 カトリーヌ
アンリエット
フレデリック
フランソワ
シャルル(カルロ1世)
家名 マルク家
父親 ヌヴェール公フランソワ1世
母親 マルグリット・ド・ブルボン
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アンリエット・ド・ヌヴェールHenriette de Nevers, 1542年10月31日 - 1601年6月24日)は、フランスのクレーヴ=ヌヴェール公爵家の女子相続人。ヌヴェール女公(在位:1564年 - 1565年)およびルテル女伯(在位:1564年 - 1581年)。イタリアマントヴァ公爵家の公子ルドヴィーコ(ルイ)と結婚した。アンリエット・ド・クレーヴHenriette de Clèves)とも呼ばれる。

生涯

ヌヴェール公フランソワ1世とその最初の妻でヴァンドーム公シャルルの娘であるマルグリット・ド・ブルボンの間に生まれ[1]、フランス王アンリ2世が洗礼の代父となった。2人の妹、カトリーヌマリーはそれぞれギーズ公アンリ1世コンデ公アンリ1世の妻となった。また、フランス王アンリ4世とは従姉弟同士だった。1564年に弟のジャックが死ぬと、男子相続者のないヌヴェール公爵位およびルテル伯爵位を継承した。

アンリエットは王妃カトリーヌ・ド・メディシスの侍女となった[2]。また王女マルグリットの親密な友人および腹心となった。1565年3月4日にブルボネー地方のムーランにおいて、マントヴァ公およびモンフェッラートフェデリーコ2世の息子で、又従兄にあたるルドヴィーコと結婚した[1][3]。ルドヴィーコはパリ宮廷の一員であり、結婚に際してヌヴェール公爵位を引き継ぎ、また新たにルテル公爵位を授けられている。

アンリエットはアンジュー公フランソワの寵臣アンニバル・ド・ココーナ伯爵(Annibal de Coconas)と愛人関係になり[2]1574年にココーナがアンジュー公を王位に就けるための陰謀(Conjuration des Malcontents)に参加して斬首された際には、陰謀に関わっていたナバラ王妃マルグリットとともに陰謀参加者たちの首をさらし台から盗み出し、教会の墓地に埋めたと言われている[4]

1601年にパリのオテル・ド・ヌヴェールで死去した。

子女

夫ルドヴィーコとの間に5人の子女をもうけた。

  • カトリーヌ(1568年 - 1629年) - 1588年、ロングヴィル公アンリ1世と結婚[1]
  • アンリエット(1571年 - 1601年) - 1591年、マイエンヌ公アンリと結婚[1]
  • フレデリック(1573年 - 1574年)
  • フランソワ(1576年 - 1580年)
  • シャルル(カルロ)(1580年 - 1637年) - ヌヴェール公、マントヴァ公、モンフェッラート公

脚注

  1. ^ a b c d Boltanski 2006, p. 501.
  2. ^ a b Elliott 2012, p. 169.
  3. ^ Carroll 2009, p. 196.
  4. ^ Strage 1976, pp. 187–188.

参考文献

先代
ジャック
ヌヴェール公
1564年 - 1565年
次代
ルドヴィーコ・ゴンザーガ=ネヴェルス
先代
ジャック
ルテル伯
1564年 - 1593年
次代
ルドヴィーコ・ゴンザーガ=ネヴェルス

アンリエット・ド・ヌヴェール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 06:55 UTC 版)

王妃マルゴ (漫画)」の記事における「アンリエット・ド・ヌヴェール」の解説

ヌヴェール家長女カトリック信仰する当初マルゴ侍女かつ家庭教師のような存在であったが、後には親友としてマルゴ支える。マルゴ悲しみ喜びも、秘密共有する唯一無二存在侍女ではあるものの、彼女自身非常に有力かつ高位貴族である。父の死後女子相続人となり、莫大な資産受け継ぐ従兄弟マントヴァ公結婚する

※この「アンリエット・ド・ヌヴェール」の解説は、「王妃マルゴ (漫画)」の解説の一部です。
「アンリエット・ド・ヌヴェール」を含む「王妃マルゴ (漫画)」の記事については、「王妃マルゴ (漫画)」の概要を参照ください。

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