アンチ・リメリック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 06:55 UTC 版)
リメリックそれ自体にねじれと応用を与えた詩のサブジャンルがある。それらは時にアンチ・リメリックス(anti-limericks)と呼ばれる。 次の例は、理由は不明だが、行の音節の数を変えることで本来のリメリックの構造を転覆させている。 There was a young man from Japan Whose limericks never would scan.When asked why this was, He answered "because I always try to fit as many syllables into the last line as ever possibly I can." 大意「日本から来た青年がおりまして/一度もリメリックを韻律的に朗読したことがありません/なぜかと尋ねましたらば/彼が言うには、「なぜなら/僕は最後の行にできるだけたくさんの音節をはめこもうとしてますから」」 次の例はW・S・ギルバート作と言われる、リアのリメリック詩のパロディで、リメリックの韻律を使っているが、押韻構成は故意に破壊している(「AABBB」)。 There was an old man of St. Bees, Who was stung in the arm by a wasp;When they asked, "Does it hurt?" He replied, "No, it doesn't, But I thought all the while 't was a Hornet." 大意「セント・ビーズの老人がおりまして/ハチに腕を刺された時/「痛くないかい?」と尋ねたら/彼が言うには、「いいや。/じゃがわしは、ずっとありゃあスズメバチじゃと思っとった」
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