後ウマイヤ朝
(アンダルス・ウマイヤ朝 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/20 19:17 UTC 版)
後ウマイヤ朝(こうウマイヤちょう、756年 - 1031年)は、イベリア半島に興ったウマイヤ朝の再興王朝。756年から1031年までの24代 (19人)の君主のうち16人がウマイヤ家出身であったため、日本では中国史の用語法を借用して[1]後ウマイヤ朝と通称される[2]。この呼称は日本だけの慣用であり[3]、史料ではアンダルスのウマイヤ朝[4]、コルドバのウマイヤ朝[3][4]などと呼ばれる。カリフ称号を用いた929年から1031年までについては、コルドバ・カリフ国 (Caliphate of Córdoba) 、西カリフ国、西カリフ帝国とも呼ばれる。
- ^ 佐藤健太郎「イスラーム期のスペイン」関哲行・立石博高・中塚次郎編『スペイン史 1-古代~近世―〈世界歴史大系〉』山川出版社、2008年7月31日 1版第1刷発行、ISBN 978-4-634-46204-5、133頁。
- ^ 花田宇秋「こうウマイヤちょう 後ウマイヤ朝」『世界大百科事典 20 ケマ―コウヒ』平凡社、2007年9月1日 改訂新版発行、253頁。
- ^ a b 嶋田襄平「歴史の中のイスラム教徒―イスラム帝国の分裂―カリフの鼎立」『新イスラム事典』2002年3月11日 初版第1刷発行、ISBN 4-582-12633-2、21頁。
- ^ a b 私市正年「後ウマイヤ朝」『日本大百科全書 20 け―こうの』小学館、1989年7月1日 初版第六刷発行、ISBN 4-09-526008-4、522~523頁。
- ^ 余部 (1992)、p.185
- 1 後ウマイヤ朝とは
- 2 後ウマイヤ朝の概要
- 3 歴史
- 4 影響
- 5 脚注
- アンダルス・ウマイヤ朝のページへのリンク