アレクサンドロス死後―ディアドコイ戦争とは? わかりやすく解説

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アレクサンドロス死後―ディアドコイ戦争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 07:44 UTC 版)

アルケタス (オロンテスの子)」の記事における「アレクサンドロス死後―ディアドコイ戦争」の解説

紀元前323年アレクサンドロス大王死後アルケタスペルディッカスと共に大王異母姉妹のキュナネ(英語版)を殺害したというのも、彼女は娘のエウリュディケ2世アレクサンドロス異母兄弟の王ピリッポス3世との結婚望んでおり、アレクサンドロスロクサネ遺児後見人となって権力握ろうとしたペルディッカスにとって邪魔であるからだった。 紀元前321年ペルディッカス彼に不満を持つ諸将との間で戦争起こりアルケタス小アジアのカッパドキア・パフラゴニア(英語版太守エウメネス指揮下で反ペルディッカス同盟一員であった将軍クラテロスと戦うよう命じられた。 しかし、軍内部圧倒的な人望を持つクラテロス敵に回すことへの恐怖(敵がクラテロスだと分かった時には味方兵士の裏切りさえ予想された)、文官出で外国人でもあったエウメネスの下につくのを嫌がって合流せず、結局クラテロスにはエウメネス単独で当たり、彼はヘレスポントスの戦いクラテロス敗死させた。しかし、それに前後してペルディッカスエジプトにて配下将軍達殺害されており、アルケタスペルディッカス派は頭を失ったその後、他の将軍たちによってトリパラディソスの軍会にてアルケタスエウメネスを含むペルディッカス派はマケドニア人の敵と宣言され討伐決定され、 その任にはフリュギア太守アンティゴノスあたったアンティゴノスエウメネス破ってカッパドキア城砦ノラ封じ込めた後、アルケタスへと矛先向けた一方アルケタス義理の兄弟のアッタロスピシディア合流してアサンドロス破ったものの、 紀元前319年クレトポリスの戦いアンティゴノス決定的な敗北喫した。この戦いでアッタロスはじめとする主たる将軍たちはアンティゴノス捕まってペルディッカス派は壊滅したが、アルケタスはなんとかテルメッソス逃げのびた。 そこで彼は若者たち支持を得るも、戦争巻き込まれるのを恐れた長老たちによりアンティゴノス引き渡されそうになったその時アルケタス生きての手落ちるを良しとせずに自殺したアンティゴノス引き渡されアルケタス遺体3日間にわたりいたぶられ、アンティゴノス去った後、アルケタスの死を悲しんだテルメッソス若者放置されアルケタス亡骸埋葬して墓を建てた

※この「アレクサンドロス死後―ディアドコイ戦争」の解説は、「アルケタス (オロンテスの子)」の解説の一部です。
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