アルトラントの聖堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/17 02:41 UTC 版)
地元では「アルトラントの聖堂」と呼ばれるローマ=カトリックの聖ニコラウス教区教会は、集落の中心部であるフォーゲルベルクの斜面に位置している。教会塔(ドイツ語版、英語版)は高さ 79.30 m で、おそらく1100年以前に建設された教会の基礎部分に1514年に建造された。教会内には1280年頃に製作された古いアンクムの十字架が保管されている。現在の教会堂は、旧教区教会が1892年6月21日に火災に遭った後、建築家ヨハネス・フランツィスクス・クロンプの設計に基づき、1896年から1900年まで4年の工期を費やしてネオロマネスク様式のバシリカとして建設され、1900年に完成した。1892年の火災から1896年に新しい教会堂の建設が始まるまでの期間、文化財保護の理由から旧聖ニコラウス教会の解体は禁止され、1895年になって町議会の決議によって禁止が解除された。1894年に立案されたクロンプの設計は大きな新しい建造物に古い建造物を取り込むよう一貫して計画されている。このため、クロンプが立てた計画では、旧聖ニコラウス教会の倒壊の危険がある場所を除いた部分が示されている。これに対し1895年の設計では、旧聖ニコラウス教会についての配慮はなされていない。 ベルリンの彫刻家パウル・ブランデンブルクは、聖餐台、聖櫃、講壇(聖書朗読台)、その他の、たとえばドアノブのような細部を製作した。
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