アメリカ合衆国での例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 04:47 UTC 版)
アメリカ合衆国では、トレーラーハウスで生活する階層が相当数いるとされ、彼らは勤務先に近い都市近郊のキャンプ場やトレーラーハウス専用の駐車サイト(ピット)などに定住し、そこから勤務先や学校などに出かけるというライフスタイルを取っている。 日本のようなホームレスの一種ではなく、彼らの大半は駐車サイトを居住地として市民登録を行ったれっきとした市民であり、郵便物は駐車サイトに併設されている郵便受けに投函される。自分たちの子供は地域の学校に通わせ、また、選挙があれば投票に行く。キャンプ場の設備管理者に対して月々の駐車サイト利用料、水道料金および電気料金も支払う。彼らのなかには全米各地を放浪し、先々の土地での労働によって旅費と生活資金を蓄えては新たな土地を目指すライフスタイルをもつ者もいる。一方で、駐車サイトを利用しないトレーラーハウス居住者の多くは社会階層的に最底辺であり、賃金収入も少ないなど、ホームレスに近い貧困層と考えられている。
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