アメリカンバー (加藤和彦のアルバム)とは? わかりやすく解説

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アメリカン・バー (加藤和彦のアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 14:01 UTC 版)

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アメリカン・バー
加藤和彦コンピレーション・アルバム
リリース
録音 1979年 - 1981年
コンパス・ポイント・スタジオ
クライテリア・スタジオ
ハンザ・バイ・ザ・ウォール
シャトゥ・スタジオ
ジャンル AOR
時間
レーベル ワーナー・パイオニア
プロデュース 加藤和彦
加藤和彦 アルバム 年表
ベル・エキセントリック
1981年
アメリカン・バー
1982年
探偵物語 オリジナル・サウンドトラック
1983年
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アメリカン・バー』(BAR AMÉRICAIN)は、1982年3月にワーナー・パイオニアから発売された加藤和彦コンピレーション・アルバムである。

解説

『アメリカン・バー』は1979年から1981年までのワーナー・パイオニア在籍時におけるコンピレーション・アルバムで、同レーベルで制作された『パパ・ヘミングウェイ』、『うたかたのオペラ』、『ベル・エキセントリック』の3枚のアルバムからなる通称『ヨーロッパ三部作』から選ばれた楽曲で構成されている[1]。アルバム編集にあたって楽曲にデジタル・リミックスが施され、収録時間、イントロ、ヴォーカル、音像などにオリジナルのアナログ・マスター音源との異同が見られる。顕著な例として、「レイジー・ガール」や、「ルムバ・アメリカン」に収録されていた佐藤奈々子のヴォーカルがカットされている点、「ルムバ・アメリカン」がフェイド・インでなく最初からフル・ヴォリュームで始まっている点が挙げられる。これらのリミックス音源は、CBSソニー移籍後の1985年に発売されたコンピレーション・アルバム『Le Bar Tango』 や、1988年および2004年の『ヨーロッパ三部作』のリイシューでも使用されていた。なお、『アメリカン・バー』はアナログ・レコードとカセットテープのみの発売で、現在までCD化されていない。

アートワーク

アート・ディレクションは井上嗣也が担当し、アルバム・カバーにも彼のイラストが用いられた。ライナーノーツは中村とうようが手がけている。レコード帯には、以下のキャッチコピーが記載された。

ネオ・ロマンチシズム溢れる加藤和彦のすべて!デジタル・リミックス・マスタリング。
ナッソー、ベルリン、パリで製作した3枚のアルバムから12曲選曲。

なお、2004年に再発売された『ヨーロッパ三部作』の購入特典として、本作のアートワークを使用したスリーブケースが頒布された。

収録曲

全曲作詞:安井かずみ、作曲:加藤和彦
曲名と時間表記はオリジナル・アナログ・レコードに基づく。

SIDE 1

  1. うたかたのオペラ (L`OPÉRA FRAGILE) - (4:35)
  2. パリはもう誰も愛さない (PARIS, YESTERDAY) - (2:52)
  3. スモール・キャフェ (SMALL CAFÉ) - (5:11)
  4. ラジオ・キャバレー (RADIO CABARET) - (3:55)
  5. ディアギレフの見えない手 (DIAGHLEV, L'HOMME-ORCHESTRE) - (2:55)
  6. ADIEU, MON AMOUR - (2:54)

SIDE 2

  1. アメリカン・バー (BAR AMÉRICAIN) - (3:22)
  2. レイジー・ガール (LAZY GIRL) - (5:06)
  3. ルムバ・アメリカン (RUMBA AMERICAN) - (3:01)
  4. 浮気なGigi (GIGI, LA DANSEUSE) - (4:25)
  5. ロスチャイルド夫人のスキャンダル (SCANDALE DE Mme ROTHCHILD) - (2:51)
  6. メモリーズ (MEMORIES) - (5:01)

クレジット

  • All Songs Composed, Arranged & Produced by Kazuhiko Kato
  • All lyrics Written by Kazumi Yasui
  • Executive Producer - Ikuzo Orita
  • Engineers - Yuichi Shima, Masayoshi Okawa, Jack Nuber, Steve Stanley, Jerry Masters, Michael Zimmerling & Boa
  • Recorded at
    • Compass Point Studios, Nassau, Bahamas, July 1979
    • Criteria Recording Studios, Miami, Floridia, July 1979
    • Hansa "By The Wall", W.Berlin, July 1980
    • Le Château, Paris, April 1981
  • This Album was Digitally Mixed & Mastered Using the Mitsubishi Digital Mastering System, X-80.

ミュージシャン

発売履歴

形態 発売日 レーベル 品番 アートワーク 解説 リマスタリング 初出/再発 備考
LP 1982年03月 ワーナー・パイオニア K-6004 井上嗣也 中村とうよう 加藤和彦 初出 E式ジャケット デジタル・リミックス
CT 1982年03月 ワーナー・パイオニア LKF-1009 井上嗣也 中村とうよう 加藤和彦 初出 デジタル・リミックス/ドルビーシステム仕様

参考文献

脚注

  1. ^ 楽曲毎の収録アルバムは#3,8,12が『パパ・ヘミングウェイ』、#1,2,4,9が『うたかたのオペラ』、#5,6,7,10,11が『ベル・エキセントリック』である。



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