アヘン採取目的の亜種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:51 UTC 版)
世界各地の気候に合わせた、以下の基本六型がある。各亜種の中にさらに様々な品種がある。 亜熱帯気候型 P. somuniferm ssp. indicum インド系統種とも言う。アヘン採取用の品種はほとんどが白い花を咲かせるが、この種は赤い花を咲かせる。果実は小さく楕円球形、もしくは広楕円球形。 小アジア気候型 P. somuniferm ssp. anatolicum トルコ系統種ともボスニア種とも言う。花は白か、または青紫色を帯びる。果実は大きく扁球形、もしくは卵形。 中央アジア気候型 P. somuniferm ssp. centra-asiaticum イラン系統種、イラン種などとも言う。英語では Persian White などと称される。果実は小さく、球形もしくは卵形。 天山気候型 P. somuniferm ssp. tianshanicum 広楕円球形の大きな果実を稔らす。 北方気候型 P. somniferm ssp. eurasiaticum 果実は大きく卵形もしくは球形。 蒙古気候型 P. somuniferm ssp. mongolicum 果実は大きく球形もしくは卵形。日本で大正から昭和の初めにかけて品種改良された一貫種もここに分類される。
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